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バスツアーという名のドラマ~Berryz工房7周年前夜祭バスツアーinベリ伊豆参戦記~2日目
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・噛み合わない歯車、りしゃこ脱落
2日目の朝も早い。6時40分スタートのバイキング形式の朝食を食べ、8時前に出発。向かった先は宿と同じ敷地内にある移動時間僅か5分ほどの「ホテル・ラフォーレ修善寺」!ここでもバスの外で30分以上待たされた後にグループ撮影!アイビー風?の制服っぽい衣装を着た7人きゃわ!ベリメンが右から年齢若い順に並んでいて、その前に置かれた椅子に10人程のヲタが座り3回程シャッターを切られる。座る前と立ち上がった際に結構話す余裕あって、明らかに眠そうな千奈美を隣の雅ヲタといじって「はい?起きてるし!」と千奈美が反論したりでおもしろかったwwwwもちろんしっかりと佐紀ちゃんへのおはようもしっかり見つめ合ってしてきたよハァーーーン朝からかわいいいいいいいいいいいいいいいい!!

撮影の部屋を出るとそのままA、B、Cに分かれた教室にヲタが流し込まれていく。長机が並んだ研修部屋みたいなところで、またしても僕らは待つ、待つ、待つ。ここでは「ベリ伊豆教室」と題してベリが3組に分かれて特別授業を行ってくれる。自分がいたB教室には最初、茉麻と千奈美が登場した。挨拶のあと、りしゃこが体調不良のためベリ伊豆教室イベは不参加とのお知らせが…「えっ、昨日の茉麻に続いて」…なんてそんな目の前にいる茉麻に言えるわけもなく、2人は7周年にまつわる授業として七福神の解説講座と、ベリメンに近い神様は誰かの発表。茉麻が読み上げる神様の名前を、前の方のヲタが「千奈美はこの漢字を読めるわけがない!」等と千奈美をいじり倒しておもしろいwww この組に付き添ってた稲葉貴子姉さんが退場時に「あっちゃん」コールを受け大盛り上がりw 続いては桃子が一人だけで教室に入ってくる。1日目に虹の郷で行ったクイズの答え合わせだ。ただの答え合わせなんだけど桃子は盛り上げようと必死に頑張ってる。本来なら3人組のところから一人を桃子の組に入れて2人×3組にすればいいものを、あくまで桃子は一人で進行させたところに、桃子へのスタッフの信頼といかにりしゃこの体調が予断を許さない状況かを感じさせた。最後に教室に登場したのは佐紀ちゃん・熊井ちゃん・雅ちゃん。授業は今日の運勢ランキング。どうやら教室ごとにランキングのテーマが違ったらしい。この時のプレゼントが、星座+7周年繋がりで「北斗七星」ということで漫画・北斗の拳の第7巻1冊のみ!wwwwwバロスwwwwwwふざけとるwwwww

ベリ伊豆教室が終わり、後半・グループ撮影組のヲタとすれ違いでいちご狩りへ。この時にりしゃこは後半のグループ撮影に欠席してしまった事を知る。図らずも半分のヲタだけが7人のベリと撮影を行えた事になってしまった…いちご狩りに向かう時も道は混み、もう半ば渋滞に対してあきらめ気味にそれを受け入れるしかないと、反応する気力も起こらなかった。いちご農園のいちごは一粒一粒が大きく、朝食から程よく時間の経ったお腹へぱくりぱくりといちごを頬張っては入れていく。甘みもあってなかなか美味しかったお!いちご狩り終了後に昼ごはんのため再びラフォーレ修善寺に戻るバス。今日も渋滞で定刻遅れの僕たちのバスは30分でカレーを流し込むよう急かされ、最後のイベント会場へ向かう。場所は昨夜のライブ会場から再び、修善寺総合会館。

・6人のまま最後のイベントが始まる
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2日目のメインイベントにして、フィナーレを飾る午後のファンの集いイベント。最初に6人だけが出てきて、佐紀ちゃんからりしゃこは体調不良のため病院に行っていて、ファンの集いも欠席との報告。あぁ・・・りしゃこもそうだけどりしゃヲタの心中察する事さえ出来ない。グループ撮影後半だったりしゃヲタは今日一度もりしゃこに会えてないのだ。

昨日のライブの熊井ちゃんの動きについての弁明や、これまでのバスツアーについての振り返りトークを行ってから早速最初のコーナー。これも7にちなんで7つの音階をドレミの歌でいかにうまく歌い分けて音感のよさを1体1で競い、ベリで最も音感のいいメンバーを決めるトーナメント式のゲーム。例えば「ドはドーナツのド♪」と歌った後に「ファ!」と指定すると相手は即座に音を合わせて「ファはファイトのファ♪」と歌わなければならない。これを相互に繰り返して音程がズレた方が負け。トーナメント表には虚しく7つの枠が並ぶ。最初の対戦相手が熊井ちゃんと知ったときの千奈美の「よしっ、勝った!」は酷いwwwwwww しかも負けてやんのpgr wwwww 熊井ちゃんが一番うまかったよなぁ、優勝はなんとすべて相手の自爆で勝ち上がってしまった雅ちゃん。多分まともにやっても雅ちゃんが上手な気がするけどね!「7」の音符のトロフィーを授与され、組み合わせ抽選時に同時に選ばれたメンバー別の応援バスのヲタは立ち上がって雅ちゃんとじゃんけん。残った数人のヲタにサインと名前入りのポラをもらえると発表があり、そのままプレゼントポラの撮影タイムスタートw 準優勝の熊井ちゃんがカメラマンとなってトロフィーをもった雅ちゃんを撮影。桃子が「セクシーに!」とかテーマを横から叫んで、途中からは雅ちゃんに誘われて千奈美が背後に写り込んだり、終いには撮影者の熊井ちゃんが自分の指をカメラ前に入れる自由っぷりwwww

このとき、熊井カメラマンのアシスタントを務める佐紀ちゃんが超絶きゃわ!!ただ熊井ちゃんの撮影したポラを受け取って机に行くだけなんだけど、熊井ちゃんが自由にマイペースに動き回るのをちょこちょこと少し身をかがめて付いて回るのがあまりにアシスタントっぽくてwww そんな様子をただ、だらーっと眺めては笑ってた。


・泥沼の様相
ただ、そんなかわいい佐紀ちゃんを見ながら、この終始ぐだぐだな空気に段々耐えられなくなってきた。この撮影、そもそもここでやる必要あるわけ?やみくもに時間をやり過ごしているだけのような企画ばっかりだ。佐紀ちゃんがそこにいるだけで、ベリがそこにいるという事だけをきっかけに参加してるわけなんだけど、何だが腑に落ちない。本当にこれでいいのかという疑問。一端疑い始めるともう止まらない。椅子に釘打たれた身体はどんどん不自由になって頭だけが溜まっていた不満を噴出し始める。


新たに加わったオープニングセレモニーや、ベリ伊豆教室企画等、ライナップだけで観たらベリメンと会う機会は増えてるのに一つ一つの内容がぺらっぺらに薄い。企画を楽しんでるんじゃなくて、メンバーのちょっとした発言だったり動きはおもしろいけど、逆に言えばそれだけだ。とにかく「お粗末」な企画・運営。桜の開花を迎えた伊豆の片側1車線の道が混むなんて旅行のプロだったら少し考えればわかることだろう。そこまでして「ベリ伊豆」なんてダジャレにこだわりたかったの?どうしてこうなった・・・度を越えたグダグダっぷり。緊張感がずーっと無い。千奈美まだ起きてない。7周年夜祭にふさわしいスペシャル感も無い。ただひたすらどのコーナーにもプレゼント企画があって、お前らヲタの目の前にプレゼントぶら下げれば喜ぶと思ってんのか、そんな安易じゃねーよ!とか。そもそもこの時期にやる意味あったのか?ツアーのリハやるや中でこのバスツアーのために充分な時間とれるわけもなかった。茉麻とりしゃこの体調不良も必然だったと言えるかもしれない。前夜祭という集金目的だけの中身の無い企画と思われてもこれは仕方が無い・・・去年の亀井JJLLの熱いバスツアーの話を聞いてて、更に℃バスツアーの企画豊富さ、真野ちゃんバスツアーのスペシャル感のレポを見ているのと比べてしまうと…「ハロプロ史上最低のバスツアー」のフレーズが頭をよぎる。いくら寛容なベリヲタでもいい加減これは怒ってもいいんじゃないか・・・

もうこんなのだったら、二度とバスツアー行きたくない。次あったとしても絶対行かない。ていうかこんなボロボロの状態で3月3日の初日大丈夫なのかよ、無理だろ。大したもの観れないなら、もう3日も無理して休みとっていく必要なくないか。自分が一人で勝手に追い込まれている中イベントは進んでいく。

続いては事前に配られた「○」「×」が表裏に書かれた紙を使ってのベリに関するクイズコーナー。佐紀ちゃんが「わたしの愛犬の名前はミルクである」と問うとヲタが○か×を掲げて間違ったヲタは順に座っていくもの。基本的な質問が続いた後に、千奈美からのお題「今日一番早く起きたのは私、徳永千奈美である」でまさの「○」にほとんどのヲタが脱落www 最後残った約9人がステージ上に上がり桃子から「わたしたちBerryz工房です♪ってやって下さぁ~い♡」と無茶ぶりされて、なんとか応えてそこから再びメンバーとじゃんけんして、最後残った2人が直接対決した後、優勝者には全員のサイン入り特別ツアーTが授与された。最後に負けたヲタの床への崩れ落ち方っぷりバロスwwwwwwwwコントの様にリアクションでかいwwwwwwwwww

ちなみにこの○×クイズの第1問目は「Berryz工房の結成は2004年3月3日である。」であった。僕はこれがひっかけ問題か迷った。厳密にはグループの結成が発表されたのは2004年1月14日であり、3月3日はデビュー日でしかなく、結成の日ではないと思うんだが・・・既に3月3日にはBerryz工房は存在していたわけであって「結成」となると違うんじゃないかと・・・現に胸を張ってこれに×を挙げていた人がチラホラいた。7周年記念前夜祭の問題として、彼らこそが勝者であるべきだった。僕はチキンなので「○」を挙げましたよ・・・1問目からそんなひっかけを出すほどチャレンジングなはずがないもん・・・

佐紀ちゃんが最後の挨拶に入ろうとする。このままだらだらっと終わるのか・・・ここでスペシャルゲストの登場の連絡が入る。「えー!」「誰だろ誰だろ」とはしゃいだり戸惑ったりしながら舞台袖をのぞくメンバーは、そこに彼女の姿を見つけて真顔になった。


・梨沙子の復活劇・すべてをひっくり返したラスト20分

スペシャルゲストは菅谷梨沙子だった。よたよたとマイクを持って力なくステージに現れたりしゃこは最初に一言「病院に行ってきて薬をもらって元気になりました」いや、それ元気になってないから。大きな喝采が起きるわけでもない、いつもの怒号や奇声なんてい誰も発しない。明らかにそこに現れたりしゃこは体調が悪そうだった。両手をあげて喜べるような症状では明らかになかった。ひとまず、7人がそろったあやふやな安堵感が生じたところで改めて佐紀ちゃんが最後の挨拶をしようとすると、スタッフから一枚の手紙が渡される。

ここで最後のサプライズ、事前にヲタが書き込んだメッセージカードで描かれた大きな「7」のボード、そしていちご農園でヲタが選んだいちごによって作られた小さな「7」のいちご畑。「ありがとうございます、ありがとうございます」と言われても、これは最初からスタッフが用意していたものを言われたようにやっただけなので複雑な気分w ともかく7人は驚いてくれて、佐紀ちゃんはやっぱりもう泣いちゃったw しばらくしてからいちご畑とボードと一緒に7人が記念撮影。カメラマンは登壇の際にステージ中央の撮影場所まで来ると深々と客席に対してピシッとしたおじぎをした。拍手で答える客席。いつもこの方が背を向ける相手に対してやっている事なのかもしれないけどその時は、今起こっているステージの状況について「部外者である自分が立ち入ることをお許し下さい」みたいな想いが込められているようでイイなと想った。撮影後、今度こそ最後の挨拶へ。

りしゃこの復帰とサプライズが一気に押し寄せた異様な空気の中で最初の挨拶は千奈美。「わたし、何話せばいいの?」ぶっふぉおおおおおwwwwwwwwww千奈美wwwwさすがだwwwww その後一応まともな挨拶を取り繕ったものの、言っていることまともでももうそんな空気ぶち壊しの中だと逆に不自然になってしまう不幸wwww 千奈美はマジ天才!!wwwww ちょっとだけ空気が軽くなったw

りしゃこの最後の挨拶を僕はあんまり覚えていない。正確に言うと言葉ではなく身体で聞いていたので文章の内容は重要ではなかった。絞り出すように小さな言葉でポツポツと、淡々と喋るりしゃこは一瞬にしてホールの空間を支配した。メンバーも、ヲタも、自然とりしゃこが語る言葉にじっと聞き入っていた、散っていた集中力を一気に自分の元に引き締めた。いつもベリ紺やハロ紺のソロで発揮しているそのオーラをこの時はただ言葉だけで、演技でもない、ただゆっくりと絞り出す言葉だけで発していた。小さな1滴、1滴の言葉が空間に落ちるたびに静まり返ったホールにその波紋は隅々まで広がっていく。ナチュラルボーンエースであるりしゃこのようなごく限られた人間しか持てない空間掌握力に僕らはまた囚われたのだ。「今まで頑張ってきて本当によかったと想います、これからも応援よろしくお願いします」そう言っておじぎをした。それだけは覚えてる。その時ぶわっと涙が溢れてきた。りしゃこが「今まで頑張ってきて本当によかった」なんて言ってることに驚いたし、その後に卒業発表でもするんじゃないかと心配する切迫感さえあった。

この後の握手会がまた壮絶だった事を付け加えさせて下さい。握手順は年齢順でりしゃこが先頭。ヲタはみんな「無理しないでね」「お大事に」等、簡単な言葉だけをかける。それ以外に掛ける言葉が見つからない。全ての言葉にただひたすら「有難うございます」と繰り返す棒立ちのりしゃこ。聞いてるのか聞いてないのかもわからない。僕も「お疲れ様、無理しないで、ゆっくり休んでね」と声を掛けて熊井ちゃんに行こうとしたら前のヲタがめちゃ粘ってたので引き返した。りしゃこにとっては自分のまえのヲタと時間が空く形になり、小休憩に入ったりしゃこはうつむいて真顔で肩をぶるんぶるんと振っていた。じっと立ったままの身体をほぐすように全くの無表情で床の一点を見つめてて…もうこりゃ無理だろといたたまれなくて「梨沙子大丈夫?」と思わず声をかけてしまった。りしゃこは「へっ?」と顔を上げる、どうやら話し掛けられた事を認識してないみたいでもう一度「大丈夫?」と聞いてみる。「はいっはいっ」力無く笑ってそう返す。ここまでして、決して得意では無い握手に立とうとする梨沙子の意気込みは何なんだ…凄まじいエースの気迫を間近で見て困惑した。

今回のバスツアーで大変な目にあったのは茉麻も同じ。固い表情での最後の挨拶だった。今回の怪我にあって、サポートしてくれたメンバーやスタッフへの改めて感じた感謝の気持ちを伝えて「こんな事言うと不謹慎かもしれないけど、本当にありがとうございます」と率直にその気持を伝えてくれた。怪我をしたことによって不安になった気持ちも、ありのまま教えてくれた。大丈夫だよ茉麻、その気持ちは俺たちも一緒に背負ってるものだから、茉麻一人で抱え込むなんて想って欲しくないよ茉麻!そう思いながら話を聞いた。

熊井ちゃんは「いつもグダグダなんで今日はビシッといきます!」とか始めながらやっぱり最後の方は、なんとなくまとまらなくなって、その状況に気づいた熊井ちゃんは手をバッと挙げて「いーや!今日はビシッと締めます!!」とまるでイベント全部をまとめるみたいな意気込み表明wwww いやwwwwww熊井ちゃん、まだ後に話す人いるからそれは大丈夫だよ熊井ちゃんwwwwホンマ天然少女やでwwwww

桃子はえらく長々と話してた、もの凄い頑張ってめちゃくちゃ話してたw こういう時の桃子の挨拶はやたらと長いw そしてお約束の「これからも副キャプテンとして…」ヲタ「エエエエエエエエ」の応酬wwww雅ちゃんも割とあっさりだったかなぁ

最後はもちろん我らがキャプテン、清水佐紀。既にサプライズで泣いてるので涙目ながら話し出す。「小さい頃はただ大人の言われたことを一生懸命考える余裕もなくやってきて…」とこれまでの長い7年間の道のりを振り返る。今回のバスツアーについては「バスツアーに何人来てくれるかなぁって不安で…」と心配していた事を告白する。そして最後は「これからもBerryz工房の応援、よろしくお願いします。」名言はないかもしれない、パッとしない地味なスピーチかもしれない、でも僕はこの佐紀ちゃんの最後の言葉が大好きだ。この言葉には、キャプテンとしての佐紀ちゃんが全うしてきた佐紀ちゃんでしか持てない言葉の重みがある。さっきのりしゃことは全く違う、積み上げてきたものの上でしか得れないものである。

今回のバスツアー、佐紀ちゃんは実に機嫌がよかった。いつも以上にサービス精神に溢れていた気がするし、いつも以上に元気だった。そう、いつも以上に。ずっと笑顔だった気がする。1日目の夜のライブの立ち位置や細かい構成は佐紀ちゃんが決めたと桃子から紹介があった。一応「Berryz工房Presents」という実績を残すため、その役割はすべてなぜか佐紀ちゃん一人が担ったとのことだった。どこまでが佐紀ちゃんが決めたのかはわからない、けど茉麻の膝の状態やりしゃこの体調不良を考慮しながら、期待しているヲタの気持ちの中で悩んだ佐紀ちゃんの事を思うと胸が痛くなった。このバスツアーを締めくくるのにこれ以上ない挨拶だったと思う。涙が止まらなかった…こちらこそ、「これからも、よろしくお願いします。」


握手会に向かうために7人が捌けた後、会場には何人かの女ヲタの泣き声と、凄いものをみたショックなのか異様に静かだった。りしゃこが復活してから一体どれだけの時間が経ったかわからない。恐らく20分、いや、たった15分位だったかもしれない。今、目の前で起こったことの事実をまだ把握し切れなくてただ呆然として猛烈な脱力感に襲われて椅子から動けなかった…一体これは何だったんだろう…


・異色のバスツアー… \ベリヲタでよかった/
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僕らはBerryz工房のドラマに巻き込まれた登場人物の1人だった。実際はどこまでも観客でしかなかったのだけれど…僕たちはそれに何にも関与していない、別に何も働きかけていない。ただ、それは実際に目の前で現在進行形で起こったドラマだった。参加者約600人のみが観ることが出来た生のドラマだった。Berryz工房が生きた2日間を間近で観ていたら起こってしまったBerryz工房のドラマである。

ショーと言ってしまえばそれまでかもしれない。起こったことだけを並べるとただの台本のようにも見える。この内容で満足してしまうベリヲタはまた盲目だと叩かれるかもしれない。そりゃバスツアー全体として褒められたものではなかったのは確かだ。企画、進行、段取り、サービス、何もかもが酷かったのは確かだけど、それら全てを最後の20分間はねじふせた。色々思うところはあったけど、圧倒的に凄いものの前ではそんなことはどうでもいい些細な事の様に思われた。これは実際に我々が現実に体験したドラマだった。ドラマでもあり壮絶なドキュメンタリーだ。

2011年正月のハロ紺で、娘。9期の変革の予感と、℃の岡井ちゃんの台頭を目の当たりにして磐石の7人体制でいつもと変わらないベリを観て、僕は2011年はベリにもベリヲタにとって「変わらない事との戦い」と呟いた。変化の無いこと=新鮮味が無い、ということである。それは多くの場合、特にアイドルにおいては爆発的なヲタの増加や、セールスの伸びには繋がらない。周りの環境が劇的に変化していく中で、まるで台風の目の真ん中のように変化の無い、あるいは尻すぼみしかしていかない現場でベリヲタは誰もがジッと耐え続ける事が出来るんだろうか…正直先行き不安と思っていた。けどそれはどうやら違うらしい。8人でスタートし、一度の休止期間を置くことなく迎えた7人での7周年。こんなのメジャーな女性アイドルグループとしては前代未聞だ。既にベリは他のアイドルと比べられるようなところにいない。既に違うステージに立っているのだ。その独自性はどことも比べられることもなく、7人の付かず離れずの絶妙な距離感を、お互いに対して置いた中でのゆるやかな、外部とは干渉しない、内から湧き出る様な変化でBerryz工房の新たな価値を自ずと生み出していくんだろう。それを僕らは見守ることしか出来ないのだ。


・壮絶な2日間の終わり、さようならベリ伊豆
最後のイベント、お見送り。バスは「虹の郷」へ向かい、その駐車場で7人は並んで待機していた。こんな寒空のなかりしゃこを外に立たせるなよと思ったけど、最後の挨拶、全力で手を振った。バスは大きく8の字を描いて駐車場を1週し、バスの左右両側のヲタも近づけるように巡回する。自分が座ってた右サイドは後の番だったが、途中8の字の2つの円が交わるところでバスを待っている佐紀ちゃんが、丁度正面に見えて「(よっすっ)」と手をおでこに持ってきたら佐紀ちゃん遙か遠くから「(よっすっ)」と返してくれた。超嬉しい。最後の自分の側の挨拶の時もしっかりと佐紀ちゃんと見つめ合えてもう満足。バスは颯爽と駐車場を出て一路名古屋への帰路についた。

結果的にこれは他に例を観ない唯一無二のバスツアーなった。想定されていないことばかりが起きて、想定されていたものはすべて退屈だった。ハロプロ史上最低のバスツアーになりかかった崖っぷちのところで、僕は敢えて言いたいけど「伝説のバスツアー」に化けたんだと思う。こんなにも心が揺さぶられた2日間は無い、本当にありがとう。壮絶な2日間を、Berryz工房よ本当にありがとう!二度と行かないなんてもう絶対言いません!wまた次にバスツアーがあるときは必ず行きます!その時はもっと安全で快適な旅になると良いな!




*バスツアーという名のドラマ~Berryz工房7周年前夜祭バスツアーinベリ伊豆参戦記~1日目 も読む
by gulliverdj | 2011-03-04 22:47 | 現場
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大阪の現場大好き社会人ヲタ

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